サターンリターンという言葉を聞いたことがありますか?
サターンといっても悪魔じゃありません、土星のこと。
英語でSaturn Return、日本語では土星回帰といい、生まれたときの土星の位置に土星が戻ってくること(合)をこう呼びます。
(ちなみに太陽はソーラーリターン、月はルナーリターン、水星はマーキュリーリターン……などと言います)
「土星が戻ってくるって、なんか悪いことが起こるの?」
と不安になる方もいるかもしれませんが、心配ご無用。
この記事では2回に分けて土星のしくみや「悪い?」と思いやすい原因、有名な1回目とリアルに語られる機会が少ない2回目のサターンリターン、そしてその後の展開について、私の体験談つき(いらん)で解説していきます。
特にネイタル牡羊座土星の方は、2025~6年、複雑なアスペクトを伴うサターンリターンを迎えますので最後までぜひ!
土星が回帰するサイクルについて
土星は約29.5年でホロスコープを一周する天体。
そのため最初のサターンリターンは28~30歳のとき、2回目のサターンリターンは58~60歳で経験します。
また、2つのサターンリターンの間にあるのは、ネイタル土星とトランジット土星がオポジションになる「ハーフリターン」。
こちらは13~15歳頃と43~45歳頃に経験します。
土星の運行では、このハーフリターンとサターンリターンが特に注目です!

★ファースト・ハーフリターン(13~15歳)
⇒思春期、自我に目覚める
★ファースト・サターンリターン(28~30歳)
⇒星の上の成人式、人生の本番へ
★セカンド・ハーフリターン(42~45歳)
⇒人生後半のライフワークへ切り替え
★セカンド・サターンリターン(58~60歳)
⇒生き方の方向転換、人生の完成へ
★サード・サターンリターン(72~74歳)
⇒土星の成果の受けとり
土星は29.5年でホロスコープを一周しますが、サターンリターンを迎える時期は人によって少しずつズレがあります。
また、土星逆行があるためネイタル土星とトランジット土星の合が2~3回起こることが多く、ざっくりと
「1年くらいはサターンリターンの影響下にある」
と考えると良いでしょう。
そもそもネイタル土星の役割って?
まず、土星ってどんな天体なのか?
大前提として、私たちの個人的な気質を司っているのはパーソナル天体。
例えば太陽は個人の意志、月は感情、水星は思考、金星は喜び、火星はパワーなどを示します。
その個人的な気質を外の世界に差しだして、人々と交わるときに使われるのが木星と土星。
つまりソーシャル天体。
よく社会天体と訳されるけど、ソーシャルを「社交の」と訳すともっとイメージしやすくなると思います。
「私、こんな人間なんですよ!」
と外の世界に自分をプレゼンするための天体、みたいに考えるのも良いですね。
で、木星はもともと我欲が少なく、その大らかさをもって自分の居場所を広げます。
一方、土星は未熟なうちはエゴのコントロールが少し苦手。
土星サインの気質を外に押し出しすぎてイヤな思いをしてしまい
「この気質を出しすぎると良くないな」
と、あえて土星を抑えることで外の世界と折り合おうとするんですね。
これが土星の抑制効果です。
土星を「悪い」と単純に考える人もいますが、むしろ自分も他人もトラブルから守るためのマナー機能だ、と考えるとストンと落ちると思います。
土星の使い方がこなれていくと、人生がラクになりますからね。
ほんとよ。
で、この土星を使ってどんな風に人々と関わり、そこに自分の居場所をつくっていくのか。
その意識のシフトが起こるのが、サターンリターンです。
私は太陽射手座・月水瓶座・土星牡羊座。
「自由を愛し、束縛や偏見をきらい、自分の個性と意見は曲げない」という太陽&月です。
でもそれを他人に押しつけるとうまくいかないので、土星で牡羊座の主張しすぎをセーブするようになりました。
これが私の『自分らしく生きるとは、自分を活かしながら他人と共存すること』というテーマにつながり、おかげでずっと好きな仕事で社会に受け入れてもらえてる……と(自分では)思ってます。
最初のサターンリターンは『星の上の成人式』
さて、最初のサターンリターンは28~30歳でやってきます。
皆さん、経験があると思うんですよね。
「やばい、『若いから』が通用しなくなる!」
っていう焦り。
実際、20代のうちって自分が思ってるよりはるかに許されてますからね。
私もそうでした。
この焦りは、サターンリターンの前に起こる典型的な現象。
同い年の友だちが自分の道を決めていくのに、自分には何もない。
「なんとかなるでしょ」の先延ばしに、期限切れを感じ始めてる。
中学から高校へ、みたいなステップが用意されてなくて戸惑う。
自分で決めて自分で行動して、その責任は自分でとらなきゃいけない。
すべては自分しだい。
じゃあ、これからの長い人生、どうやって生きていくんじゃーい!
それは「自分の居場所を自分でつくって固めていく」という土星のテーマに直結しています。
ここで起こるのは、モラトリアムから大人としての意識のスイッチング。
私は1回目のサターンリターンを「星の上の成人式」と名づけてますが、ここでやっと責任ある大人として集団に参加し始めて、人生の「本番」へと入っていきます。
20代の私は、地元の情報誌をメインに音楽の記事を書いていました。
本当に恵まれていたし天職だったと思います。
でも、このポジションに甘えていたら自分ひとりで立てなくなるな、とも思い始めてました。
28歳のとき、その会社への就職の誘いを断るため(!)イギリスに留学。
29歳で帰国して上京し、フリーの編集ライターとして本格スタートするための準備に入った、それが私のサターンリターンでした。
また、その期間に得た海外生活の経験も、その後の大きな財産になっています。
1回目のサターンリターンの後は?
さて。
サターンリターンを終えて、いよいよ人生の本番に入った先に待っていることは?
そして、リアルに語られることが少ないセカンド・サターンリターンの過ごし方は?
という話はパート2で。
★最初のサターンリターンを終えた後は?
★40代前半のハーフリターンは大事な分かれ道
★50代のセカンド・サターンリターンは解放
★70代で迎える土星のハーフリターンへの道のり
★サターンリターンはきつい、という3つのケース
について解説します!⤵
旧ブログに書いた記事もどうぞご参考に💛
★サターンリターンについて(星勉ブログ/2012年)
★29歳は「星の成人式」(星の図書館ブログ/2015年)
★人生の流れを知るために(星の図書館ブログ/2019年)
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