こちらの記事は、完全プライベート1日講座『トランスサタニアン大研究 海王星』テキストの1ページ目に加筆したものです。
2時間内で収まりきらない内容のため予習をかねてこちらに公開していますが、受講内容のご参考にもどうぞ!
トランスサタニアンを「世代の月」と捉えてみよう
皆さんは、ご自分のトランスサタニアンの持っている「世代の特徴」をしっかり説明できるでしょうか?
例えば、1960年代後半~70年代前半の
冥王星乙女座・海王星蠍座・天王星乙女座世代と
冥王星天秤座・海王星射手座・天王星天秤座世代。
あるいは、1990年代の
冥王星蠍座・海王星山羊座・天王星山羊座世代と
冥王星射手座・海王星水瓶座・天王星水瓶座世代。
ふたつの世代を比較してみると、生まれたのがわずか数年の差でも、その世代の持つバックボーンや価値観は驚くほど異なります。
例えばパーソナル天体の場合、その特徴を自覚することはそれほど難しくありません。
「こういう服が好き」「こういう人は苦手」という個人的な感覚は、日常の中で何度もくりかえし意識されるからです。
ところがトランスサタニアンの特徴については、日常生活で自覚することがほとんどありません。
生まれた時代の空気の中で「これがあたりまえ」と思い込んで育ち、それが他の世代にも「あたりまえだ」と信じたまま長い時間を過ごします。
これがいわゆるジェネレーションギャップのもと。
まるで神の視点のように、人間を何十~何百年という長い時間で切り取らないと、その違いは見えてこないのです。
そんなわけで、私はトランスサタニアンを「世代の月」と位置づけました。
月とは個人が持つ無意識の「あたりまえ感覚」ですが、個人ではなく同世代の「あたりまえ感覚」がトランスサタニアンだからです。
トランスサタニアンの解説が、現代日本人の心理とズレやすい理由
ところで実際、トランスサタニアンについて明確に、かつ根拠までしっかり書かれた資料はあまり見たことがありません。
トランスサタニアンは時代や世代を映す天体なので、例えば20~30年前に書かれたものは、どんな名著でも今の時勢や年齢とはズレが生じます。
また、国が違えばトランスサタニアンの特徴が異なることも見逃せません。
例えば、1990年代前半に不況が始まった日本と経済成長が始まった中国では、海王星山羊座世代の「社会的成功への夢」の持ち方が真逆なのはあたりまえ。
海外の占星術家の方たちのトランスサタニアンの解説が、いまひとつしっくりこないのはそれも大きな原因でしょう。
ですから、この『トランスサタニアン大研究』シリーズで目指したのは、現代の日本人のリアリズム。
日本の社会経済から法の改正、ヒット曲、ファッションの変化まで、日本の約90年分の現代史に基づいて「明確で、かつ根拠がある」資料作成を心がけました。
天王星、海王星、冥王星、すべてを合わせると、それまでぼんやりしていたトランスサタニアンによる世代の特徴がくっきりとわかるはずです。
トランスサタニアン同士のケミストリーで生まれる時代のダイナミズムを、ぜひ味わってみてください。
夢の実現ルートを開くために、海王星の本質を理解しよう
そもそも、海王星とはどんな天体なのでしょう?
1781年に天王星が発見されたとき、計算上、その外周にもうひとつの新惑星があることが判明していました。
観測家たちはこの新惑星をこぞって探しましたが、発見までには65年もの年月がかかりました。
それまでに計算されていた軌道上には無かったのがその主な理由です。
海王星は最初からそのように「あるのに見えない」「発見という夢を与える」「探す人を幻惑する」天体でした。
個人のホロスコープの中では、海王星は「夢や憧れや期待を強く抱きやすく、その分だけ現実にがっかりして傷つきやすい」という特徴を示します。
また現実を見極める力が弱いため、見通しがぼんやりしたりネガティブになったりと、精神的にマイナスに働いてしまう危険性もあります。
その苦しさから、理想から目をそむけて自分をごまかしてしまうかもしれません。
海王星を上手く使うには、嘘を見抜く力を持ち、エゴを絶つこと。
残念ながら、海王星は自分のエゴのためには真っ当に機能しません。
嘘の中から真理を見つけるために欲を捨て、献身的になることで初めて理想の実現ルートが開かれます。
あなたの理想が、人々の幸福につながるものであるとき。
誰かを助けたい・喜ばせたいと願って現実的な行動に移すとき。
そこで初めて、魚座のルーラー海王星の宇宙的パワーは最も美しく発揮されるのです。
現代人に共通の「冥王星とのセクスタイル」が示すものは?
戦後生まれの現代人に共通するアスペクト。
それは海王星と冥王星のセクスタイルです。
海王星で憧れて冥王星で現実にする、それはたいして難しいことじゃない。
それが現代人の「無意識のあたりまえ」だと言えるでしょう。
このセクスタイルによる海王星&冥王星の蜜月時代はあと15年ほどで終わるのですが、この話は記事でもどうぞ。
2003年、海王星水瓶座時代に大ヒットしたのがSMAP『世界に一つだけの花』。
これは、まさに水瓶座の理想とする「多様性」の歌です。
さらに、2003年は天王星が水瓶座から魚座へと移動する年でもありました。
水瓶座よる「多様性」の肯定は、次の魚座の「愛され方」にも影響を与えます。
そのため、2003年の終わりに天王星魚座時代が始まると、この曲は「勝者になろうとしない方が愛される」という「存在価値の逆転劇」の引き金になりました。
これが2000年代半ばの「癒やし系」「愛され系」の流行の始まりです。
そして人々に意識化された「多様性」は、この海王星水瓶座時代に生まれた子どもたちの「世代の月」になります。
公転周期)約165年
天体) 外惑星、天王星型
支配サイン) 魚座
分類) マレフィック
年齢域) 85~100歳頃 (他説あり)
人物) 芸術家 詐欺師 詩人
体) オーラ アルツハイマー パンデミック
つまづきの原因) 夢想 逃避







