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ハウス勉

天体のないハウスの読み方は?

天体がひとつも入っていないハウスを見て、どう解釈すればいいのか?と迷うことがありますよね。

以前、
「ハウスに天体が入ってないということは、良くないのか? 良くならないのか?」
と質問されたので、このブログでもシェアしておきます。

「ハウスに天体がない=あまり良くない」は誤解!

まず、天体が入ってないから良くない/良くならない、という考え方は必要ありません。
基本的な知識として、ものごとを考える・行動を起こすのは「天体」。
ハウスはあくまで、その「現場」だからです。

天体は、常に外からの刺激を受けて喜んだり苦しんだり、そうした経験を重ねることで成長していきます。
(成長しない場合は、人生がどんどん苦しいものになりますが)

例えば太陽の居場所が3ハウスなら、太陽は「知識や伝達の現場」で喜んだり悩んだりの紆余曲折を重ねます。
結果、その人にとって知識や伝達は人生の重要なテーマになるんですね。
太陽の経験値が上がれば、知識や伝達のレベルも上がります。
が、それは太陽という「天体」のレベルが上がるのであって「ハウス」のレベルが上がるわけではありません。

ですから、天体のある/なしで考えるなら下のように言えます。

天体のあるハウス⇒良くも悪くもひっかかりがあり、意識がアップダウンしやすい。
天体のないハウス⇒良くも悪くも流れがスムーズで、意識の変動が少ない。

サインによって、ハウスへのスタンダードな意識が決まる

また、ネイタル占星術は
「人間の心理は、牡羊座から魚座までの12の領域(12星座/12サイン)に分けられる」
ということを前提にしています。
全員の心の中に牡羊座も魚座もあり、ハウスは、そうした自分の「心理」がどの「現場」で発揮されるかを読むものです。

例えば「労働」への意識を決める6ハウスで比較してみましょう。

6ハウスが山羊座の人の場合
「働くことは、苦しくて当然だ」
という意識がスタンダードなものとしてあり、山羊座の誠実さ・真剣さ・効率の良さが労働の現場で発揮される、という意味に読めます。

6ハウスが水瓶座の人の場合
「従属なんていやだ、自由に自分を活かしたい」
という意識がスタンダードなものとしてあり、水瓶座の公平感覚・独立精神・こだわりが労働の現場で発揮される、という意味に読めます。

その結果、それぞれの考える「好ましい労働条件」が
6ハウス山羊座の人⇒「安定した職場で、効率よく働ける」になるかもしれないし
6ハウス水瓶座の人⇒「自由な職場で、楽しんで働ける」になるかもしれません。
つまり、この2人が「私って仕事に恵まれてる!」と思える労働の現場はまったく違うものになるのです。

仕事運は6ハウスだけでは読めませんが、仕事運を良くしたいなら、提案のひとつとして「6ハウスが暗示する労働の現場を選ぶと良いよ」とは言えます。
6ハウスに天体が入っていればそこでアレコレひっかかりながらもがんばるでしょうし、6ハウスに天体がないのであれば、比較的スムーズにその現場になじむでしょう。

天体が入っている/いないというのはそういうことで、良い/良くないではありません。

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天体のないハウスの質を上げるコツは?

では、2つめの質問の「ハウスは良くならないのか?」に関しては。

ハウスそのものが「良くなる」という考え方はしないと私は思いますが、ハウスの意味するもの(6ハウスなら労働や雇用状態)を、自分で「良くする」「強化する」「高める」ことはできます。

まずは、いちばんカンタンな方法をお伝えしますね。

★ルーラーをチェックする★
1 天体のないハウスのカスプのサインを見る。
2 そのサインのルーラーが、どのサイン/どのハウスに入っているかを見る。
3 そのルーラーを上手く使うことで、ハウスにも好影響を与えられる。


先ほどの例で言えば、6ハウスのカスプが山羊座の人はルーラーの土星が入っているサインとハウスをチェックします。

仮に土星が乙女座/2ハウスなら、乙女座土星らしく「将来に備えて計画的に貯蓄するために稼ごう」という目的があれば、6ハウスがより安定します。
仮に土星が牡羊座/9ハウスなら、牡羊座土星らしく「途中で放り出したい欲求を抑えて自主的に学び専門分野を身につける」ことができれば、6ハウスの雇用のレベルを上げられます。

「天体がないハウスは読めない」という初心者さんも多いのですが、ルーラーを読む方法に慣れるとこんな風にもう少しつっこんで読むことができるんですね。

さらにもう少しレベルを上げて読み方を学ぶなら、出生図(ネイタル)だけじゃなく進行図(プログレス)、経過図(トランジット)、相性図(シナストリー)などの天体を使うのも有効。
相性や時期といった外的要因によって、ハウスの質を上げるという方法です。
(このあたりはトランジット勉の記事も見てね)

さいごに

ということでこのへんで終わりますが、余談として「天体を使う」というのは自分自身の力を使うということ。
でも、自分をわかっていなければその使い方もわかりませんよね。

「星が開運してくれる」ということはない!と私は主張していますが、西洋占星術を通して「自分を知る」のは、人生を開くための大事なポイントだと思います。

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